おはようございます!
働き者のランプのセイです。
会社ではガス設備の仕事をしている事が多いのですが、お客様から聞かれる質問の中に
「給湯器の電源の場所が分からない」
「電話でコンセントを抜くように言われたけど、抜けない」
というものがあります。
エラがー出た時の対処法として
「電源を抜き差しする」
という物もありますが、場所が分からないとどうしようもありませんよね。
そこでこの記事では
- 給湯器の電源がどこにあるのか知りたい!
- コンセントが抜けないので抜き方を知りたい!
- 場所が分からなくても電源をON/OFFする方法を知りたい!
そんな願いを叶えます!
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Contents
ガス給湯器の電源の場所はどこ?大きく分けるとこの4つ!
ガス給湯器はお家の外側、外壁についています。
お湯の配管が長いとシャワーの湯が出るまでに時間がかかるので、浴室に隣接する形でついている事が多いですね。
ではその給湯器の電源はどこにあるのでしょうか?
大きく分けると以下の4パターンです。
外壁の防水コンセント
一番多いのはこのタイプです。
給湯器のすぐ近くに防水コンセントがついていて、そこに接続されています。
防水コンセントというのは雨がかからないように差込口がカバーで覆われているものです。
写真のようなコンセントですね。
差込口は通常下を向いています。
後述しますが、勝手に抜けないようにロックがかかっています。
反時計回りに回してから下に引っ張ってください。
カバーの中に防水コンセントがついている
給湯器の配管接続部は
- 水が入ってくる配管
- お湯が出ていく配管
- ガスが入ってくる配管
- 電源やリモコンの配線
の他に、お家によっては
- 床暖房のお湯が出ていく配管
- 床暖房のお湯が戻ってくる配管
- 浴室乾燥機のお湯が出ていく配管
- 浴室乾燥機のお湯が戻ってくる配管
が接続されており、かなりゴチャゴチャしています。
そのゴチャゴチャ部分を隠して見栄えをよくする為に給湯器の下にカバーがついていることも多いです。
カバーはドライバーなどが無くても手で簡単に外せるネジになっており、この中に防水コンセントが隠されている場合もあります。
分電盤(ブレーカー)から直接接続されている
中には防水コンセントが設置されておらず、分電盤(ブレーカー)からそのまま電源を取っている事もあります。
外壁から直接電気の配線が出ている場合がそうです。
この場合はコンセントを抜く事ができません。
詳しくは後述しますが、分電盤(ブレーカー)から電源のON/OFFをする方法があります。
マンションの場合はメーターボックスの中
マンションだとベランダに給湯器がついている場合を除き、多くがメーターボックスやパイプシャフトと呼ばれる玄関脇のスペースについています。
ガスメーターや電気メーター、水道メーターが入っている部分です。
この中に給湯器も入っているのですが、注意点が一つ。
今のガスメーターは感震遮断という機能がついていて、振動を検知するとガスを止めてしまいます。
大きな地震が来た時、自動的にガスを止める為の安全装置です。
コンセント抜き差しの際にガスメーターに腕をぶつけてしまうとガスが止まってしまう可能性があるので、十分注意してくださいね。
もしもぶつけてランプが点滅してしまった場合は札に書いてある手順に従ってボタンを押し、メーターを復旧させましょう。
ボタンを押して少し待つだけですが、不安ならガス会社に電話しても教えてくれます。
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コンセントは引っ張っただけでは抜けないようになっている
防水コンセントは家の中のコンセントとは違い、引っ張っただけでは抜けないようになっています。
雨がかからないように差込口が下を向いていますから、コンセントや配線自体の重みで抜けないようになっているんですね。
ではどうすればいいのかと言うと、反時計回りに回してから下に引っ張ってください。
よく見ると写真のような文字が印刷されているはずです。
(でも夜間だと見えませんよね^^;)
逆に、差し込んだ後は時計回りに回して抜けないようにロックしてくださいね。
電源の場所が分からなかった時の対処法
ここまで、給湯器の電源がある場所を紹介してきました。
それでも分からない場合や、分電盤から直接電源を取っている場合はブレーカーを落とすという方法もあります。
要は給湯器への電源が遮断されればいいので。
「リビング」「浴室」「トイレ」のように見ただけで分かればいいのですが、普通は給湯器の電源がどのブレーカーから取られているか分かりません。
なので、
- リビングや台所など、落としたくないブレーカーだけ残して他の小さいブレーカーを全て落とす(この時はまだ左側の大きいブレーカーは落とさない)
- それでもダメなら左側の大きなブレーカーで家の電源をまるごと落とす
という手順でやってみてください。
最近の家だと分電盤が脱衣室についている場合が多いので、夜に触る時は脱衣室や浴室の電気は残しておきたいかもしれません。
でも、そこから給湯器の電源を取っている場合もあるのでなるべく切ってくださいね。
注意点として
- 精密機器をつけっぱなしにしない
- リモコン類やビデオレコーダーなどの時計がリセットされる可能性がある
という点があります。
急に電源が切れて精密機器に不具合が出てもいけないので予め電源は切っておいてください。
また、電源が遮断されると時計やタイマーが切れてしまう機器もあります。
ブレーカーを触った後は各機器の時計があっているか、しっかり確認してくださいね。
ビデオの予約録画が消えていないかも確かめましょう!
まとめ
ガス給湯器の電源の場所はどこ?
ということで、
- よくあるガス給湯器の電源の場所
- コンセントが抜けない場合の抜き方
- コンセントがない場合や分からない場合の対処法
を紹介しました。
電源は戸建てなら給湯器の周辺、マンションならメーターボックス(パイプシャフト)の中にあります。
抜けない場合は反時計回りに少し回してから引っ張ってみてください。
コンセント抜き刺しができない場合はブレーカーを落としてみる方法もあります。
ただし時計やタイマーがリセットされてしまう機械もあるので、ブレーカーを触った後は各リモコン類やビデオの予約録画が消えていないか確認してくださいね。
それでは、そろそろランプに戻ります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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